うつ関連情報のページ 働く者のメンタルヘルス相談室
1..妻がうつになった
2.ある報道記者の手記ー自殺からの生還
3..うつの本質
4..ストレスとうつ.
5.うつ病治療支援ネットワーク設立(案)公表しました。
6.不眠とうつ
7.エイメン博士からの助言
10.小冊子「うつ病をリセットする五つの方法」内容はここからrisetuto.pdf へ)B5版52ページ
うつ体験記(単行本)の紹介
1.「見える暗闇 狂気についての回想」W・スタイロン著 大浦暁生訳 新潮社 1500円
この本は目立たない本であるが、「ソフィーの選択」の原著者が、自己のうつ体験を書いたもので、うつの苦痛はそれを経験したことのない者に はほとんど理解できない。健康な人の通常の落ち込みを遙かに超える落ち込みだという。また入院によって劇的に改善した経験をつづる。いくつ か引用してみよう
「激しいうつ病の苦痛はそれに悩まされた者でなければまったく想像がつかず、もはや苦痛に耐えれなくなって自殺するケースも多い。この苦痛 の性質が一般に知られないかぎり、多数の自殺を防止することはむずかしいだろう」
「苦痛は容赦のないもので、状況を耐えられなくするのは、1日、1時間。1ヶ月いや一瞬たりともすくいの手がこない、と前もってわかっているか らだ。苦痛が穏やかで一息つく時があっても、一時的にすぎないとわかっている。さらに大きな苦しみがそのあとにの来ることだろう。魂をうちひさ ぐのは苦痛にもまして絶望なのだ」うつへの「このような無理解はふつう共感の欠如によるものではなく、健康な人々が日常経験とあまりに異質 なこの苦痛を、基本的に想像できない事による」
2.「躁鬱病を生きる 私はこの残酷で魅惑的な病気を愛せるか?」ケイ・ジャミソン著、田中啓子訳 新曜社 本人が躁鬱病者でかつ精神科の 教授 読みやすく、分かり易い体験記 スタイロンとケイの著作は名作と言っても過言でなく、ちまたの「うつ」本百冊分の値うちがある。
3.「こころの葛藤から障害年金まで 躁うつ病なりの生き方」山本将夫著 社会評論社 1800円+税 2006年10月15日発行
4.「海の病棟」 武藤泰勝著 葦書房1500円+税 1997年9月20日発行
5. 「うつ病の妻と共に」 御木達哉著