誰もがパワハラ上司になる可能性が大きい、それだけ職場のコミニケーションは崩壊しているのだ。
上司であるあなたがの側が一歩踏み出さなければ、あなたも立派なパワハラ上司となる。
1.まず聴く力をつけよう
対上司を中心とした職場の人間関係は破綻している事を肝に銘じよう。そういう時代にわれわれはいるの だ。困っている部下は、助けの求めかたがわからない。弱音を吐いてはいけないと思っている。
だから、上司であるあなたが、弱音を吐き、助けを求める事の出来る雰囲気を作らなければならない。
相談を受けた時は、ひたすら聴き役に回り、よけいなアドバイスをしないようにしよう。言いたい気持ちを抑 えることが、良いリスナーの条件である。これは多少訓練がいる。話を丁寧に聴く事は、相手に「あな たは大切な人です」と伝えていることになる。
コミニケーションを図りたい部下から相談がないなら、こういう提案をしてみよう「君の気持ちを聴きたい」 と言って、二人で話す場を作り、10分間相手の言い分を聞くのだ。そのさい、それを聞いて思ったことを
決して話さない。ただ相手の気持ちをそのまま「こうですね」と言い返すだけにする。10分後、今度は あなたが、あなた気持ちを語ろう。あくまで私はこう思う、こう感じると言う形で、自分自身の気持ちを語 るのだ。この場合相手も批評したり、反論したりしない約束とする。
例えば上司に声を掛けたが無視された場合、「無視され悔しかった。」「無視され悔しかったの ですね」と言うふうに。「自己責任だ」「時間がない」「これ以上みんなに迷惑を掛けるな」「体調 の管理も出来ないのか」などと言ってはいけない。怒鳴るなど論外である。
上司であるあなたは、自分の弱音を吐いてはいけないと思っている。そこに無理がある。管理職同士で も、同僚でも、自分の上役でも弱音を吐ける人を作らなければならない。それがなければ、あなたが破 綻する危険がある。
2.職場の人権宣言をする。自分は管理職であるが、その権力の行使に当たって人権を最大限尊重する事 を宣言する内容はPDFを参照sengen.pdf へのリンク