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発信者:伊福 達彦 最終更新日:2010年1月30日
片山飛佑馬のぺージ
 





 
新着情報 
10/8付け毎日新聞記事掲載しました
飛佑馬の死を惜しむ掲載しました
このページに「千の風」追加しました 

2005年8月27日片山飛佑馬はなくなった。今年で丸5年になる
ヒューマニズムにちなんでで名付けられたという飛佑馬はおとうさん似の好青年だった。
銀行の営業にあいつで欠員が発生しその穴埋めに回された。エリートコースから突然の移動であった。異動自体が打撃であったが
上司にも恵まれなかった。次々と新入社員ををつぶすのが得意な上司であった。

わが名をよびてたまはれ
三好達治作

わが名をよびてたまはれ
いとけなき日のよび名もて
わが名をよびてたまはれ

あはれいまひとたび
わがいとけなき日の名を
よびてたまはれ
風のふく日のとほくより
わが名をよびてたまはれ

庭のかたへに茶の花のさきのこる日の
ちらちらと雪のふる日のとほくより
わが名をよびてたまはれ
よびてたまはれ
わが名をよびてたまはれ


毎日新聞の記事
米本浩二記者

 
三田文学を紹介した毎日新聞の記事
  米本記者、加藤編集長、ご両親ありがとう
この銀行では飛佑馬の配属1ヶ月前に一人自殺している.そのご家族はそっとして欲しいとの意向。 
片山飛佑馬の言葉
 

 
飛佑馬の言葉
  ご両親、彼女の愛に包まれた彼がなぜ

 
片山飛佑馬の言葉

 
飛佑馬の言葉2
  大きな波紋を呼ぶ
飛佑馬の言葉3
飛佑馬の言葉番外編
(うつと自殺願望)
飛佑馬の死を惜しむ

 
遺稿「アパシー」を読んで
  かんがえたこと。追加しました(21日)
 
   
お問い合わせはこちらまで:sodan@mhl.or.jp

飛佑馬の言葉1

「アパシー」を読まれた、自死遺族の方の感想です。
「大変つらい思いを抱えながら、家族や恋人など周りの人に気を遣い優しい気持ちを持ち続けていらっしゃた飛佑馬さんの人柄が伝わってきました。
少しでも飛佑馬さんのように苦しんでいる方々の力になれたらと思いました」

24歳のご子息を亡くされたある遺族は「アパシーの冒頭で、ホームセンターに縄を買いに行くシーンが有り、それが息子とだぶって涙が止まらなくなった」と語っていました。

被災の状況
 慶応大学法学部を卒業して、2003年4月1日○○銀行に入社。
入社式でT頭取は「銀行員は従来、安定指向型と見られがちだったが、アゲインスト(逆風)の中で進んでいこうとする人を求めてい
る」と述べた。被災者は87人の新採用者を代表して「信頼感のある行員となるよう一歩一歩、努力することを誓います。」と答辞を述
べた 
横浜支店に配属され、それから2年間エリートコースを歩む。
銀行業務検定試験財務3級、法務3級、税務3級に合格。損保保健募集人、生命保険募集人特別会員2種外務員、同1種外務員にも合格。
その他多くの研修も終了。
ところが2005年1月○○銀行南中央支店に異動。2005年4月1日には従来の法務畑から、営業に移動。いきなり売り上げを自己責任とする嵐の中に投げ込まれた。 上司にも恵まれなかった。部下を育てる力はないが、追い込み侮辱する術には長けている上司だった。「ただ逃げているだけじゃないか!」「ほっとけ」「辞めろ」「給料分稼げ」努力したんか」「現実にめをむけろ」 両親に愛され、能力にも感性にも恵まれエリートコースを走ってきた。
初めてレールから外れた経験であった。5月にはうつ病を発症、休職。自宅療養中に何度かの自殺未遂後、2005年8月27日死亡。

千の風になって

【作詞】不詳
【訳詞】新井満
【作曲】新井満

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません

千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています

秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません

千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています

千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています

あの大きな空を
吹き渡っています


A THOUSAND WINDS

Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.



I am a thousand winds that blow;
I am the diamond glints on snow,
I am the sunlight on ripened grain;
I am the gentle autumn's rain.

When you awake in the morning bush,
I am the swift uplifting rush
Of quiet in circled flight.
I am the soft star that shines at night.

Do not stand at my grave and cry.
I am not there; I did not die.